移動パン屋さんの音楽②

この過去記事の時は、停車後に、音量を落とした、のを録音して聴いた感想だった。

今回、待ち構えて、近付いて来る=異世界からこの世界にフェイド・インして来るところを録った。なおかつその段階ではまだ音量が大きい。周囲の建物に反響して、一気に世界を現出する感じを、前回よりは捉えることに成功した。

曲冒頭から。停車後音量を下げて。

ご報告まで。今日はとにかく風が強い。ノイズが入ってるし、風を避けてエアコンの室外機の風下でスマホを構えてるので、こういう絵柄になってます。ヴェランダです*1

 

追記

はてなブックマークで、「そよ風と私」'The Breeze And I' という曲で、キューバの作曲家の「アンダルシア」という曲がオリジナル、とご教示頂きました。ありがとうございます。

英語版 Wikipedia「The Breeze and I」によると、オリジナルは Ernesto Lecuona というキューバの作曲家の『アンダルシア組曲』(1928年)中の 'Andalucía'(インスト曲)。

のちに歌詞がスペイン語と英語で付けられます。

いろんなアレンジのいろんな演奏が、インスト、ヴォーカル入り含め、あります。

過去記事で「ラテンっぽい」と書きましたが、ラテンはラテンでも、ラテンアメリカ音楽として聴けるアレンジのもの、「アンダルシア」に寄せた雰囲気のもの、などいろいろです。

つべでいくつかのヴァージョンを聴きました。

Jimmy Dorsey と Bob Eberly によるもの、

Xavier Cugat と Dinah Shore によるもの、

Vic Damone

Caterina Valente、

Bing Crosbey の2つのヴァージョン、

The Shadows、

Henry Mancini、

です。

私はとくに Caterina Valente の歌ったヴァージョンと、Vic Damone の歌ったヴァージョン、それぞれのオーケストレイションに陶然となりました。

情報お寄せ下さってありがとうございます!

 

さらに追記 2022年04月08日

原曲 'Andalucía' をチェックしました。

ウィキペディアエルネスト・レクオーナ」によると、エルネスト・レクオーナ・カサド Ernesto Lecuona y Casado (1896 - 1963) は、

「中には複調性をとりいれた作品も遺しているものの、おおむね19世紀末のフランス近代音楽やスペイン国民楽派の影響が著しく、基本的にはロマン主義の作曲家」

「商業音楽も数多く手がけ」「自作のピアノ曲からポピュラー音楽への編曲…も数多く、「シボネイ」(Siboney)や「そよ風と私」は分けても有名」

です。

資料によって、組曲名は "Suite Andalucía" となってたり "Suite Española" となってたり、曲名は 'Andalucía' となってたり 'Andaluza' となってたりします。

*1:追記 2022年11月12日

いったんツイートしてここに貼る、ということをしていたために、動画の長さ2分20秒という上限がありました。

先日、完全な形で録音、フルレングスでつべに上げました。

www.youtube.com