ふたつめの超常現象・続

わろたよ!

この過去記事でいった、消えた「テオフィリン4錠分のシート」が見つかった。というか戻って来た。

「小人くんが返してくれた」というのがいちばん正確な記述だと思う。

 

薬袋(ヴィニール、ファスナー付)の中に、4錠分の正方形の元の形で、あるのを、いま発見した。

私はいつも、10錠・1シートから、2錠分ずつを切り離して取り出し、その都度ファスナーを閉じてる。服用状況からいって、今は2錠分を切り取った8錠分の形のシートがひとつ出来てる、というフェイズ。

その8錠分は袋の中にある。それとは別に、今のフェイズではそんなものが出来てる筈のない「4錠分」が入ってた。

それは3日前に、床に敷いた布団の上、私の左手と左太腿の間で忽然と消えたもの。それが今、テーブルの上の薬袋の中にある。ファスナーは閉じた状態。小人くんが、ファスナーをいったん開けて入れたのち閉めたのか、時空を操って物体に袋の中と外を行き来させる能力をもつのか。

 

ある友人が聞かせてくれたこと。

 

《「たった今」「目の前の机の上に」「置いた〇〇」が一瞬目を離した隙に消えてて、数分前とかなら分かるけど、「今」のことだから勘違いではなくて、そうゆうときってどんなに探しても出てこなくてね(ライターだったり、メモだったり、化粧品だったり、大体手のひらサイズのものが多い)》

《しばらくしたら、その置いたはずの〇〇が(とゆうか置いてたんだけど)目の前の机の上に置いてあるの》

《割と月1くらいで起こっててね、いろんな説を考えたけど、小人がいたずらで隠した、ことにして落ち着いてるよ///》

 

私はこれが羨ましかった。私はこういうの縁が無かった*1。これと同じことが私にも訪れて、嬉しい。世界が、私にとって住み心地よいものになった。

 

タームの確認です。

たぶん、おおもとの「ピュシス」から「コスモス」が生じる時に、そこから排除されたものが「カオス」と考えるべき。

「カオス」がおおもとで、そこから「コスモス」が生まれる、とイメージしがちだけど、そうじゃない。

そして「カオス」は隙あらば「コスモス」に侵入し、攪乱する。

 

この世界というのは、こういう現象が起きるところなのだ。楽しい。

世界が合理で貫かれてるのは、そもそも世界が非合理を排除することで成り立ってるから。

算数の、計算ミスとは何だろう?

答えを間違えて、あとから検証すれば、ここでミスった、と指摘できる。

でもその計算をやってる最中は、正しいと思ってやってて、そこには真実があるのではないか?

この世界に行われてる計算の公理定理が、その真実を拾う術をもたないだけなのではないか?

その「もうひとつ、あるいはもういくつかの真実」を排除することで成り立ってるこの世界、その排除されたものが、ときにテオフィリンの形をとって、忽然と消えて見せるのだ。

*1:「初めての超常現象」たるサンドイッチが消えた事件には後日譚があって、「合理」で説明できる範囲内のオチが付いた。