私は歌に興味がない、ということになってる。
でも、音色としてのヒトの声の魅力を、無いものとすることは出来ない。ヒトの声で歌われるものとして降って来たメロを、インストで置き換えると、魅力のキモが捨象される。
ことさら表情を付けて歌うのではなくとも、つとめて「インスト的、たまたま音色がヒトの声」という在り方であっても、声で演奏されるというだけで説得力を獲得してしまう。
だからこそ、自戒として、声自体の持つ魅力に縋ってはならない、作曲自体として厳しくあらねばならない、わけだけど。
数年前の一時期、「ひとまず AltrOck レーベルとベルギーの Homerecords.be レーベルさえフォローしておけば OK」状態だった(私が)。
今回は Homerecords.be のリリースから、Aranis "Songs From Mirage" (2009) を。
'Aynu' というタイトルの曲があるが、曲内容的にアイヌとどう関係するのか判らない。
Tin-Tin Quartet の 'Gagaku' が雅楽とどう関係するのか判らず、むしろトナリティ的にもソノリティ的にも西ジャワ、スンダ地方のガムランを思わせる、みたいなものだろうか?
次作 "Roqueforte" (2010) から。
ヴォーカルがいない。曲によりドラムがいる。
印象が全く違う。作曲は相変わらず充実してるのに、ヒトの声が無いぶん、持ってかれる感が無い。
その後私は、Aranis のことも、Homerecords.be のことも、追うのをやめてしまった。バンドやレーベルに責めは無い。私が飽きっぽいだけである。
Aranis の7枚のアルバムのうち6枚*1が、このチャンネルに作られてある。私はまだ聴けてない:
次回は、Homerecords.be のバンドから、Zefiro Torna その他を貼る予定。
*1:残る1枚は、2nd. "Aranis II" (2007)。バンドのセルフリリース、レーベル無し。