0'39"~0'54"、1'25"~1'40"、8'04"~8'18"。
ソプラノとアルトが拍のオモテ、ギターがウラ、コテカン的に交互にやる箇所。
いや、サックス陣! そこスタカートでやっちゃ意味ないだろ!
ギターがテヌート気味にやってる分、余計にちぐはぐだ。
(4'34"~4'48"はアレンジが変わってるのでどちらがよいと言いきれない。)
オリジナルがこうなので:
0'42"~0'58"、1'31"~1'48"、3'28"~3'45"。
タイトルの綴りが1976年のアルバムと2013年のDVDとで違うのはどういう事情だろう?
「ロック歴代ライヴ・アルバムTOP10」的記事はよくあるけど、
このアルバムくらい意義の大きいリリースは、他に思い当たらない。
それまで Picchio Dal Pozzo は2枚のアルバム、
1st. "Picchio Dal Pozzo" (Grog、1976)
2nd. "Abbiamo Tutti I Suoi Problemi" (L'Orchestra、1980)
だけで知られていた。
イタリア最高のレコメン系とされつつも、情報は乏しかった。
そこに、今世紀に入って突然この、1977-78年&1980年録音の未発表ライヴ音源を収めた、
"Camere Zimmer Rooms" (Cuneiform、2001)
が出て、センセイションを巻き起こした。
驚きなのは、
①曲自体、スタジオ盤に入ってない曲ばかり。聴き手にとっては実質「新曲」。
②録音時期が 1st. と 2nd. の中間で、音的にも、Robert Wyatt みたいな 1st. から、より先鋭化して「明るい Henry Cow」みたいになった 2nd. への変遷をはっきり読み取れる「ミッシング・リンクの発掘」なこと。