(2015年12月21日、記)
以前これをアメーバピグのチャンネルフロアでお掛けになる方があった。
Echolyn 'The End Is Beautiful'。
冒頭イントロと、4'51" 目~、5'53" 目~に、ストラヴィンスキー『火の鳥』の「大団円」からの、判りやすい引用がある。
原曲、これの 42'56" 目~。ゲルギエフ指揮。
イエス聴く方はこれに続いて自動的に頭の中でサイビアリアン・カートルーかサウンド・チェイサーが鳴りだす筈。
↑を、↓の 7'41" 目~と見較べると、同じ曲を同じヴィーン・フィルでやっての、指揮者の表情の落差に笑ってしまう。ブレーズ指揮。
こういう時笑ってしまうのは、ゲルギエフの見るからに思い入れたっぷりのオーヴァーアクションにではなく、ブレーズの取り澄ました表情に。
(ストラヴィンスキーへの思い入れという点では、ブレーズのそれは、数々の因縁もあり、他のどの指揮者の比でもない筈なので。)
響きとしても、ブレーズのは、「室内楽的」という形容は乱暴だし当たってもないが、そう言いたくなるまでに整理整頓し尽くされてる。
火の鳥「大団円」は最初に聴いた時から泣ける音楽だけど、改めてつべで見て、あのマルカートの弦はボウイングが(当然ながら)全部ダウンなんだなとか、ゲルギエフのほうの 45'45" 目~のティンパニが、右手、左手、と交互に打ってるのに最後の2発だけ右、右で強打してる箇所とか、妙なところで泣ける。
White Noise 'Firebird'。
高校時代からの愛聴盤だし、まんまのタイトルなのに、間奏が火の鳥「大団円」からの引用と気付いたのはずいぶん経ってからだった。スイングジャズのスキャットにアレンジされてる。