この過去記事:
これつまり「連濁」の話なんですが、「連濁が起きる時そこにどういうストレスが働いているか」の説明の試みで、そのストレスが掛かれば必ず連濁するということではない、と記事内でもお断りしました。
とはいっても、ここでいう2つの条件、
①子音が前後を母音で挟まれる
②当該音節にアクセントが置かれる
は、連濁の場合に限らず日本語ではつねに起きていることです。
じっさい、連濁をそれだけの問題として取り上げるより、それに隣接・類似する現象とともに一般化して、統一的に考えるべきなのではないか?
つまり、強音節の無声音が有声化する例、逆に弱音節の有声音が無声化する例、は連濁に限らずふつうにある。
「じてんしゃ」が「じでんしゃ」、逆に「ブロマイド」が「プロマイド」、両方を含む「ほとんど」が「ほどんと」、のような。
(ある世代以上には「デパート」を「デバート」とおっしゃる方がある、と聞いたことがありますが、私はその例に出会ったことはありません。)
「ほとんど」については、標準語でこの発音がいちばんメジャーであることが、むしろ謎です。
この語は「ほとほと」の転訛です。
転訛が起きるのは、その方が発音しやすいから、だと思うのですが、だとすれば、「強拍/弱拍」が「有声/無声」に正しく対応する、つまり発音しやすい「ほどんと」に流れるのが自然だと思うのです。なぜ「ほとんど」が選ばれたのか?
「くらびと」が「くらんど」になることと共通の現象なのか?
さいきん Windows7 起動時に「System Event Notification Service に接続できませんでした」エラーが頻発するようになりました。これまでもごく稀にありましたが(5年間でたぶん2回)。
ネットには解決方法の記事もありますが、私に読解力はありません。
「ようこそ」の前に「お待ちください」が長時間出るようになったこととも、関係があるのでしょうか?