下書き放出 1/3(ラジオ)

ラジオ深夜便を聴いてた時期がある。その最大の収穫はこの曲を知ったことだった。

 

「からたち日記」

作詞:西沢爽、作曲:遠藤実、歌:島倉千代子、1958年。

曲調が陶然とさせる。私にとっては「憧憬」だし、ある世代の方にとっては「郷愁」だろう。

尺が自由(拍子がころころ変わることと、小節数が「4」を基本としないこと)。

 

 

ラジオで、番組の合間、暗転の間繋ぎ的に曲を掛けるのを、放送用語で何というか知らない。「アール・クルー枠」??

マイルズ 'Human Nature' はそれで知った。もともとマイルズのことは全然知らないのだけど、こんな突き抜けた境地に行ってた人なのか!とびっくりした。

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私がとくにびっくりしたのは、0分33秒目の1音。ここにこの1音を置くのが、囲碁の「布石」みたいだと思った。

後に、この曲がマイケル・ジャクソンのカヴァーなのだと知った。そうなるとこの「布石」が、MJ の「ダ!」をトランペットで真似たもの、に聴こえ始めた。原曲のこの位置に「ダ!」は無いけど。

ザッパの「天国への階段」カヴァーを連想させもする。原曲のあの有名なギターソロをザッパはどう処理するんだろう、ザッパ自身ギタリストだし、と期待しつつ当該箇所に差し掛かると、なんと完コピして、かつ、なんとブラスセクションにやらせてる。思い出し笑い出来るレヴェル。

音楽で思い出し笑い出来る例って、他にあるかな?