ピグワールド(#暗渠)

ピグワールドの「もようがえ」(建物やデコの配置をああでもないこうでもないとエディットして街並を作ってゆく作業)の時間盗人さ加減にびっくりする。もう夜か。

暗渠は当初、「川タイル」入手に手間が掛かるので、当座の間に合わせとしてやった。

その、流れて行く先の未定な箇所があった。土地の端っこに行き当たったから。今回、土地を拡張する機会に、暗渠は暗渠として積極的に、作ってみることを思い立った。

 

私の暗渠理解は浅い。造形も意味付けも、勝手な空想でしかやれない。

それに、ピグワールドは一方向からしか見られないので、基本、暗渠や道路は建物の死角で見えない。明確な表現が難しい。現実の空間の中に身を置いて観察するのと勝手が違う。

 

「交通の都合で秩序立つ街並に沿わないライン」というイメージ。建物や、公園などの施設が、道路に面してるのに、その道路に向けて出入口が開いてないとしたら、その道はもともと川だった=暗渠!みたいな。

社会の秩序ではなく自然の秩序に沿う、というべき。

でも、そもそも私の街の道路は秩序立ってない。というか道路があまり無い。ドーンと1本長い道路を敷いてその沿線に街を作る、という計画的発想ではなく、部分から、細部から造形が始まって、必要に応じて道路を最小限置く、という順序なので。暗渠のルートの「秩序からの逸脱」を描こうにも、その前提となる秩序が、私の街には、無い。

 

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19時を過ぎたので夜の色になったけど、撮る。一番明るい色で蛇行させてるのが、暗渠。左上、川から繋がってるでしょ。

地下に遊水池的空間があってその上に公園、というつもりだが、現実にこういうものが有り得るか、判らない。そして、

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右上にチラ見える内海に流し込んでおいた。

 

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夢 2019年03月11日

遠くの天体の画像。岩石惑星っぽいけど球になりきらない歪ででこぼこしたイメージと、どの程度の解像を期待できるかが、冥王星的位置付けの。

5年前の画像より、最新の、より鮮明な画像を収めたサイトの方が優秀、といったん思うが、それでは足りない、両方を収め差異が判る(最新の画像はどこがどう鮮明なのかが、5年前の画像との比較で判る)サイトこそ最も優秀、と思い直す。

 

年上の女性が、「X」「Y」のレタリングを求めている。新しくオープンする個人の小さなお店のメニューや看板のため? 私は蔵書から関連書をピックアップする。「レタリング集」的なものではなく、アルファベットの歴史を辿って、創成から今日までの各種字体を網羅するようなもの。一度に抱えられる「山」(=10数冊)にして3山の分量になる。希望に過分に答えて喜ばれるつもりで、彼女のいる、病室のような、ベッドのある部屋に赴くが、反応が薄い。先客で彼女の配偶者と息子と思しき男性2人、既に彼らがググって必要な「フォント」を調達済み。明朝体とゴチックを交えたプレートが既に出来ている。但し全部漢字で「社名」っぽく*1、個人のお店的なカワイイものではない。3人と私の続柄、親密度は不明。「本」と「ネット」、「レタリング」と「フォント」の違いを思う。

ビルから出ようと、他所のオフィスなのを承知で、部屋を2つ通り抜ける。ドアもガラス、外に面する側も一面ガラス。2階の高さに出るが(バルコニーというほどの広さは無く手摺もない、むしろ「キャットウォーク」)、難無く*2脇に階段(と梯子の中間、垂直に近い、簡易な)を見つけ地上に降りる。

道に迷ってるわけではないのに、ひとり頭の中で「1丁目南1番地へはどう行けばいいですか?」と手近な人に尋ねるシミュレイションをする。「南」がどっちなのか、星を見ればいっぱつで判るが、空を見上げると薄雲が多く、星は1個も見えない(夜)。

*1:昨日ある方のツイートで見た「東芝音楽工業株式会社」が影響してるかも

*2:「難無く」…夢ではいつも、ビル内や街中で行き止まりに出て目的地の方向に抜けられないとか、断崖に出るとか、なのだが、今回は「ビルの外に出る」のも「2階の高さから降りる」のも、スムーズだし、やり方が合理的(「飛ぶ」とか使わない)。

メモ(音楽)

4つのメモは相互に無関係です。

 

 

KORG01/WFD で、再生できない曲を打ち込んだことがある。

トラック1~16に「タタタタタ…」とトレモロを打込み、16のトラック全部を同じMIDIチャンネルに設定するのだ。

あるトラック(例えばトラック1)の演奏情報が16のパートを動かす。

同時に、逆にそのトラックは16パート分の演奏情報を受信して動く。

16のトラック全てでこれが起きる。

数秒で、処理できなくなって止まり、ストップボタンもスタートボタンも効かなくなり、電源OFFによってしか回復できない。

 

 

作曲における自己批評。

「他人が既にやってることはやらない」とか「自分が既にやったことを2度やらない」とか、

「『発想』として根本的に新しくなければいけない」とか「『響き』として既知が含まれてはいけない」とか、

「無駄な音が1音たりともあってはならない、無駄な時間が1秒たりともあってはならない」とか「全ての箇所がインスピレイションまたは彫琢のどちらかによるのでなければならない」とか、

以上は当然の心構えであって、そこを妥協してはならない。

のだけど、ひとりで考え、作業してると、「突き詰め」「研ぎ澄まし」がいたずらに先鋭化し「禁則」で身動きが取れなくなってしまう*1

その感覚のまま、長い蟄居を破り、うっかり部屋から一歩外に出て、「ユーロ・ロック・プレス」を手に取る。世の作曲家の皆さんはさぞ自らを追い詰め、先鋭の音楽を鳴らしていらっしゃるのだろう、私ひとり取り残されてるにちがいない、と戦々恐々としながら。

月比古『弦は呪縛の指で鳴る』についての評があった。《ケイト・ブッシュの後裔》的なアーティストたちを集めた("Aerial" リリース絡みの)特集記事中で(ページが隣り合ってただけかも)、Vol.27(November 2005)だったと思うが、例によって、目当ての号に限って本棚から消えてて、いま色々確認出来ない。

「捨て曲無し」の評につられて CD を買った。どんな聴いたことのない音の連なり・重なり、思いもよらない着想が提示されてるのか。

蓋を開ければ全てがコンヴェンションだった。この人はいったい、何のために「作曲」をやってるのか???

世の中呑気で、拍子抜けした。

先述の先鋭化した感覚からすると、最後の1曲以外全て「捨て曲」だった。翌日売った。

これが通るんなら、私はいったい、何を困っていたのか?????

(月比古は一例で、「これが通るんなら…」はよくある。)

(そもそも字義通りにいえば「捨て曲無し」は「レヴェル0」の意味だ。全く褒め言葉ではない。)

ちなみに件の特集記事中に、「シルエレ系」として半獣神の午後が挙がってた。さすが中島さん!

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表紙は MAGMA

 

 

「作曲方法教えます」かあ……

「作曲方法を探し当てること」がすなわち「作曲すること」なんだけどなあ。「方法に沿わせる」ことじゃなく。基本、1つの作曲方法では1曲しか作れない。

 

 

ベストメンバーを揃えて、満を持して、突き抜けた傑作が出来る、というのはイメージしにくい。

キング・クリムゾンやイエスを見ると、当座のメンバーで、その場その条件下で出せるアイデアで勝負した結果の傑作群と見える。

そもそも「準備万端」と「プログレ」とは対立概念なのではないか。

*1:他人と関わりつつの作業だと、「不可能性」とか言ってられず、というか不可能なら不可能なりに、有無を言わせず実行させられるのが、健康的で良い。