私本当にバカなんです③ #温度計の日

疑問のきっかけは、

「温度には絶対零度という下限がある。では上限はあるのか?一番高い温度は何℃?」

だった。

観測で得られる最も高い温度という意味ではなく、理論上ありうる最も高い温度。

絶対零度では、分子の振動の大きさが0になって、気体の分子どうしの距離が0になってる(間違ってると思います。私の勝手なイメージです)。

では温度が上限に達した時、分子はどういう状態になってるのか?分子がどうなったら、それ以上は温度が上がりようがなくなるのか?

 

そもそも温度って何だろう?

分子の振動の大きさと温度とが対応する、分子の振動を利用して温度を測ることが出来る、というのは、分子が分子の形を保っている限りにおいてだ。

ものすごく温度を上げて、分子が壊れた後は、「分子の振動では測れないけど温度は上がり続けてる」のか「そもそも温度とは分子の振動のことで、分子が無ければ温度は無い、エネルギーは大きくなり続けるけどそれは『温度』ではない」のか。

 

まず、「冷たい~熱い」と表現でき、水銀やアルコールの体積変化を利用して測れる範囲の温度がある。

次に、例えば、どうやって測るのか私は知らないけど、恒星の表面温度の10,000℃というオーダーがある。それは「温度が高く」はあるが「熱く」はない。

さらに、分子が壊れた後の、もっとエネルギーの大きな状態がある。そこに温度があるとしたら、それは何の状態の変化と対応してるのか?何で温度を測るのか?

これらを「温度」の名の下に統一的に、同じ物差しの上に並べることは出来るのだろうか?出来るのだとしたら温度が温度と呼ばれるための条件は何なのか?

温度の、統一的な、定義。

 

分子の壊れた後の「温度」とは、「温度の物差しを仮に上限を超えて伸ばして、『エネルギーの大きさ』をその『仮の温度』に換算した値」というイメージでいいですか?

 

「プラズマ」繋がりで貼った「プラズマ回遊」の動画が、つべも、ニコ動も、削除された…

太陽にほえろ!

グループサウンズについても、PYG に始まる日本のニューロックについても、じつは私はほぼ全く知らない。

5月2日に亡くなった井上堯之氏のことも。

でも『太陽にほえろ!』のサウンドトラック(井上堯之バンドの演奏、作曲はキーボードの大野克夫)を聴くと、これこそ日本のロックのトドメだ!と思う。

ドラマ自体は、何本か見ただけの判断では、ものすごく人気番組だったらしいのが腑に落ちない。「本が書けてない」印象で、萩原健一なり松田優作なりのキャラクターへの依存ありきに見える。

 

「『太陽にほえろ!』のテーマ」から、これを連想した:

就中1分10秒目~のギター。

Slapp Happy のこの曲のこのアレンジは1974年。『太陽にほえろ!』は1972年に放送が始まってるのでそっちのが先。

 

デカメロン』はTBSのバラエティ番組(1997年4月~9月)。竹中直人を中心に、東京スカパラダイスオーケストラ高橋幸宏らが出演、コント番組だけど音楽にも力を入れる。ライヴ演奏のコーナーがあることもそうだし、コントにも巧妙に音楽ネタを仕込んでくる。

笑ったのは、『太陽にほえろ!』を模した2人の刑事のやりとりのシーンの演出。テーブルを囲んで並んだソファの一方の側に座って、2人が深刻な面持ちで話し合ってる。カメラがパンすると、もう一方の側にスカパラのギターとベースとハイハットが座ってて、BGMを生で付ける。ドラマの演技とBGMの演奏が同じ空間内で行われる。

私の記憶はそうだったんだけど、ニコ動にはこれが上がってた:

www.nicovideo.jp

あと、OLふたりがジュースの自販機にコインを投入して「どれにしようか」と迷ってるところへ、スカパラの人がトロンボーンを吹きながら登場、伸ばしたスライド管が自販機のボタンを押して、演奏続行しながら立ち去る、というやつ。

 

スカパラに思い入れはもともと無いけど、レイシスト企業DHCとツルんだのは残念です。

謎ふたつ

2つの謎に出会いました。

 

Ⅰ.

この御ツイートは意味が宙に浮いています。

 いつも、酒井氏の御ツイートの特徴のひとつは「明晰さ、曖昧さのなさ」です。が、上掲の御ツイートは逆に「謎の提示」です。

ここでおっしゃる「多重録音」が、「複数奏者によるのではない個人作業」という点にウェイトを置いていわれてるのか、「一発録りではなく多重」という点にウェイトを置いていわれてるのか、意味合いを取りかねるからです。

 

例えば、対句的に

「多重録音はスローライフ、バンド活動はファーストライフ」

「多重録音はスローライフ、一発録りはスローロリス

の形式であれば、「多重録音」の意味合いを絞り込めて、考えやすくなりますが、

「多重録音はスローライフ

だけを立言されると、意味が拡散して、真偽の判定が難しい。

 

提示された「謎」解きに挑んでみます。

「バンドではない個人作業として」の意味だとすると、

「バンドのような爆発的燃焼はないがエネルギー効率は良い」

みたいな解釈が成り立ちます。

「一発録りではない多重」だとすると、

「一発録りでは奏者は演奏の只中にいる。多重録音では客観的チェックが働く。『丁寧に手間暇掛ける』作業になる」

でしょうか。

 

ご本人に直接「どんな場面でお持ちになったお考えですか?」とお訊きすれば済むことではあります。

 

とにかくこういう言い切り型の立言に憧れます。かっこいいです。

「すべての男は消耗品である」

みたいです。

 

そいえばうちのバンマスの曲に

「クリーンネットはエンジェル」

というのがあります。SoundcloudにもYoutubeにも上げてませんが。

タイトルでありサビの歌詞ですが「夢の中で戸川純がこう歌ってた。夢だから意味は判らない」だそうです。「つるさんはまるまるむし」みたいなもんか。

 

そうだ、私にもある。 これの最終行。

shinkai6501.hatenablog.com

「ロックは刺し箸である」

「刺し箸はロックである」だと物足りなくて逆にしたのでした。

 

Ⅱ.

今朝(05月09日朝)、NHKデータ放送「気象情報」→「レーダー拡大」→「広域」のレーダー画像の、図①の黄線の位置に、定規で引いたように完全な直線の雨雲が2本、細く鋭く、映っていました。

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図①

私が最初に見たのは「07:45」の画像で、それ以前のいつ時点からこの現象が起きていたかは判りません。

一帯に濃いブルーで表現された雨雲が広がる中、「20~30mm/h」を表す黄色が、茨城県東部から太平洋沖に、伸びていました。

黄線の縁は図②のように逆に雨量が少ないことを示す薄いブルーになっていました。

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図②

これがデータ処理段階のノイズでないとして、天然の気象現象として、こういうことは起こり得るのでしょうか?

逆に、人為(人工物を雨雲の中に打ち込むとか)によってこれを惹き起こすことは可能なのでしょうか?

どっちにしてもミステリーです。

この時、関東地方南岸(三宅島あたり)に低気圧、そこから東に温暖前線が伸びていました。

その後08:45ごろまで変わらずはっきりと見えていて、その後一帯の雨雲が弱まるのに伴って、この線も消えました。

消える間際には、黄線のあった位置が、雨雲に切れ込む雨雲のない線として残っていました。これの様子が、実際に強い降水が起きたために降水のポテンシャルが解消した箇所、というふうで、データ処理段階のノイズではなかったのだな、と思わせました。

ちなみに2本の線を西に延長すると交差し、その付近、図①の赤い✖1に朝霞駐屯地、✖2に横田基地があります。

これこそ、地学に造詣が深くていらっしゃる酒井氏に伺ったら、お知恵をお授け下さるでしょうか?