凄いサイトがあった。
吉備・陵南にある石碑を訪ねて
路傍の文化財
発行 吉備まちづくり研究会
編集者 庭瀬かいわい案内人
【第一編】神社の石碑
【第二編】題目石等の石碑
に分けて、網羅し、綿密に調査してる。
先日、「三玉宮(みたまぐう)」(別名、腰折様。岡山市北区中撫川665)という祠を撮った。説明板を判読出来なかったので、情報を求めてググって、このサイトというか書籍を見つけたのだった。
三玉宮は、岡山県神社庁 HP に載ってない。上掲サイトでも「【第二編】題目石等の石碑」のほうに含まれてる。pp. 168-169。
現場の説明板は、もとの文字が痕跡だけになって、その上から平成十九年九月一日付で(ほぼ)同内容の文章を貼ってある。「修復」とあるのはこの貼り付け作業を指すんだろう。
上掲サイトでは、この修復版を、まだ判読可能だった時点で書き写してるということだと思う。ただし、①オリジナル、②修復版、③サイト版、はそれぞれ文言に異同がある。
ここでは、現場の修復版を底にして、判読不能の箇所をサイト版で補完する。
三玉宮(腰折様)
創建のほどは不明であるが
祭神について古老の説に従
えば、昔このあたりは古戦
場にして、一人の武士が腰
を痛めて休んでいるところ
へ、残兵が迫り討死した場
所といわれ、その武士の霊
をまつったという。後世、
この宮に念ずると腰より下
の病に霊験があらたかであ
ると信じられている。
平成十九年九月一日中撫川町内会修復
撮影は、時間帯のせいで、逆光になった。
今回私は、説明板の、時間の経過を刻まれた佇まいに風情を感じたに過ぎなくて、ことさらに地元の文化財なり郷土史なりを勉強する予定は無い。
あと、私は、立派だったり管理が行き届いてたりする神社には気持ちを引き付けられない、と判った。