日記 2021年12月29日

音を伝えない宇宙空間に隔てられてるけど、それぞれの天体には音がある。

光の情報は彼方とここを結び付けるけど、音はそれぞれ孤立してる。

 

幕府という概念がそもそも後年の歴史学のものだし、段階的に出来上がっていったどのポイントを以て「成立」と呼ぶかの捉え方の問題だし、もともと1185年説が通説だった。学校で1192年と教えられるようになったのは戦後のこと。そこに時々の政治のどういう意図が働いてるのかは知らない。

 

「幸宏終わり、Yukihiro Ending」

パシッ!と終わるということと、「終止形に拠らない、何回目のリピートででも終わることのできる曲」をどう終わらせるか、で生まれたのでしょうね。

 

小6の早朝の通学路で「蜘蛛の巣に付いた水滴」を初めて見たの、私のプログレ体験の一環なんですよ! 時期的にピンク・フロイドを聴きだしたタイミングで、幻想的とかシュールとかの語がわたし的にまだ有効で、ピンク・フロイドの音楽の向こうに見ていた世界と、蜘蛛の巣の水滴から広がるイメージの世界が、地続きでした。

 

(「砂のない惑星」の語をお見掛けして)

想像が広がります。地球に砂を有らしめた条件、元になる岩石が作られる過程とか、それを風化・浸食・運搬する流体の存在とか、そういう条件のうちの一部または全部が存在しない、その星の環境と歴史について。

 

右利きと左利きはたんに対称なのではなくて、社会が右仕様だから左利きの人にはそれに合わせるという作業が避けがたくある。

左利き用ピアノとは「右利きの人の書いた曲を左利きの人が当たり前に弾くのに便利」というものかも知れないし、「高音部=主メロ、中・低音部=伴奏」という発想を固定するものかも知れない。「右利き/左利き」と「右利き用/左利き用」の組み合わせはそれぞれに可能性がありそう。

 

ブラームス vs. ブルックナーとヴォルフ

ではなく、交響曲作家であるかどうかによる、

ブラームスブルックナー vs. ヴォルフ

みたいな。

 

(「西空に月が大きく明るく残り、風はなく雲一つなく音もない朝。靴の中で指が冷える。」という御ツイートをお見掛けして)

放射冷却の条件揃ってます(おもに月の光の冴えのせいで寒い)。