(2016-08-31 記)
「野菜といえば」
最後の曲はプロコフィエフ「ペーチャと狼」がもとになってるようです。
あと2つ、話題を。
「下弦」
ピグライフで、これが「下弦の月の空」という名前でクエストの報酬になると、スタッフブログのコメント欄に、「これは上弦ではないか?」という指摘が多く寄せられました。
答えから言うと「この絵だけからでは上弦とも下弦とも判断出来ない」です。
もっとも天文暦の用語としては「上弦、下弦」は半月の名前ですから、それより多く欠けているこれは、上弦下弦どちらでもない、となりますが、それはそれです。
この絵のシテュエイションは、2通り考えられます。
①宵の西の空、月が沈んでゆく。
②夜半過ぎの東の空、月が昇ってきた。
そして、①のシテュだとすれば、この月は「上弦」、②のシテュだとすれば、この月は「下弦」です。
「上弦、下弦」の「上、下」は、順序が先、後、の意味のようです。
スタブロのコメ欄で「これは上弦ではないか?」とご指摘になる、その理由は、どうも、「弦が上だから」のようでした。
しかし、「弦が下の半月」というのは、あり得るのでしょうか?
「下弦」も、昇ってくる時、弦は上です。
半月は、丸い側の方向に90°離れたところに太陽があります。
もし、地平近くの半月の下側が弦だとすると、太陽はさらに高い位置にあり、つまり昼間であって、肉眼では見えません。
「下弦」が西の地平近くにある時、弦は下ですが、これはお昼前です。
「上弦」が東の地平近くにある時、弦は下ですが、これはお昼過ぎです。
「東側が欠けてて、西の方向に太陽がある」のが上弦、「西側が欠けてて東の方向に太陽がある」のが下弦、と言っておけばいいのかも知れません。「上下」という語は、天文を考える時、間違いの元です。
ちなみに、もしこれが「下弦の月が昇ってくる東の空」だとすると、その昇ってゆく方向(真上より左に傾いてる)から判断して、ここは南半球ということになります。
にしてもスタッフさんがこれを敢えて「下弦」と名付けた理由は、謎です。
もとより厳密にリアリティを求める事柄ではない。
月の欠けた部分の位置にある星とか、あり得ない、とツッコむ事案ではないのです。
「もしもし」
電話の「もしもし」の由来について軽く調べると、交換手の「申し上げます」(記事によっては「申します申します」)から来てる、という説明があります。
それはそうなんでしょうが、なぜ「もしもし」という音なのかについて、私は別の方向から理由を考えていました。
つまり、「も」で中低域の、「し」の歯擦音で高域の、聴こえ具合のチェックをしてるのだ、と。
PAのマイクチェックの「チェック、ワン、ツー」からの連想です。