#初デート映画

映画はデートコースじゃない。1人で出掛けて、作品と1対1で向かい合うものだ。関係を結ぶのは「私」と「作品」とだ。隣席の彼氏とじゃない。赤の他人ならいないものと扱えるが、知人に隣に座られたら、どうしたってそこに関係が生じる。彼氏は、作品への集中力を乱す「ノイズ」だ。作品以外のものとの間の関係に気を散らすことは、作品への冒涜だ。

異論のある方は、映画をデートに使うことの意味を私に解らせるために、私を映画に誘うといい。誘って下さい。

エストニア・プログレ(カケレコさんの御記事)

「バルト3国」と一括していうけれど、ラトヴィア語、リトアニア語はバルト-スラヴ語派、エストニア語は、スオミ語、マジャール語などとともに、フィン-ウゴル語派。

このカケレコさんの御記事、試聴動画にはヴォーカル曲も2曲ありますが、たしかに歌詞の言語がラトヴィアのバンドとは違う響きに聴こえます。

 

エストニアは(御記事にもあるとおり)「東欧」という区分なのでしょう。

ただ、音的に、各バンドに共通して、例えばラトヴィアのバンドなどと違う、独特の透明感を湛えていると感じます。それを以て「北欧的」といっていいのかは判りませんが。

「バルト3国」の中でのエストニアの独自性、「スカンディナヴィア」の中でのスオミの独自性。寧ろエストニアプログレをペッカ・ポーヨラやアンシ・ティカンマキの文脈で聴いたりして。

 

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ロック

私は初めから「プログレッシヴ・ロック」ファンだった。「プログレ」や「オルタナ」をネタに、ロックの定義、ロックであるための条件を考え続けてきた。

私のアプローチが、よりロックの核心を突く場合もあるかもだけど、ぎゃくに一面性に陥ることが多いだろう。私は形容詞無しの「ロック」ファンだったことは一度も無かったかも知れない。

 

ビリー・ジョエル、ダリル・ホールは出音的にどんなにロック的な曲をやってもロックと思えないし、早川義夫友川カズキはアコギ弾き語りでもロックだと思う。

 

ロックの日にツイートする1曲というと真っ先に思い浮かぶ曲。形容詞無しの、剥き出しの「ロック」って、こういうことかな?と: