遠景が霞むし、
光と影のコントラストが甘い。
日中の霞は黄砂だろう。古い文献に見える「春霞」の一部は黄砂だったんだろう。それが黄砂だと知られてなかっただけで。
太陽の沈む方角が変わって、狙えるアングルになって来た。
↑の2枚は、上が日没前、下が日没後だけど、前者のほうが、コントラストが大きいぶん、地上の風景が暗く写る。そのようにスマホが勝手に調節する。
あとから加工はしてません。
もちろん、フィルム写真においてだって、現像や引伸しを含めての表現なわけで、「撮る」要素と「作る」要素は写真の始まりからある。
私は写真を、世界を capture するもの、と思ってる。
もちろんスマホ写真において、あとからの編集だって、そこに世界を発見し capture する行為に違いない。でもいかにも出来合いだよね。
フォトグラムは、カメラを用いず、印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法で制作される写真作品。先駆は1910年代末のクリスティアン・シャートによるもので、「シャードグラフ」と呼ばれる。1920年代初頭にモホリ=ナジとマン・レイが、それぞれ独立して、大量に制作。「フォトグラム」というのはモホリ=ナジによる呼称で、マン・レイは「レイヨグラフ」と呼ぶ。
1830年代に既に、タルボットがフォトグラムを制作してたらしい。
そこまでを含めての、写真。
写真すなわち光だから、「光」というタイトルのもとに写真を選ぶのって、トートロジーだけど。