ウタモノ

最寄りのスーパーの BGM が j-pop のウタモノで本当にいたたまれないけど唐揚げが 1グラム1円だった。
去年08月以来の再訪で、変わらずウタモノ BGM が続いてるということは、苦情をいう客がひとりもいないということなのだろうか? 世の中の普通の人は、サウンドスケイプについて案外無頓着なものなのだろうか?
公的な場でヴォーカルものを強制的に聴かされるのは暴力だけどコロッケが3個120円だった。
客に長居させないためなんだろうか?


NHK連続テレビ小説」通称「朝ドラ」のテーマ曲は総じてウタモノの印象のが強いけど、歴史的に、ある時期までもっぱらインストだったらしい。私の知る範囲でも、「おはなはん」(1966年)のテーマ曲は美しいインストだ。
リアタイで最古の記憶は「天うらら」(1998年)で、テーマ曲は、小六禮次郎作曲、セルゲイ・ナカリャコフのトランペット独奏のインスト「うらら・イン・ザ・スカイ」だった。ドラマはとにかく照明が明るく(物理)て、びっくりした記憶がある。直前の BK 制作「甘辛しゃん」との比較でそういう印象だったのかも知れない。こちらのテーマ曲はウタモノだった記憶があり、ググると、桑田佳祐作詞作曲、原由子ヴォーカルの「涙の天使に微笑みを」。
この時期がインストとウタモノの端境期だったのかも知れない。
あれ? ということは最古の記憶は「甘辛しゃん」??
なんしろ「天うらら」はそれなりに意識して視てた気がする。「甘辛しゃん」は誰かが視てて部屋の TV がついてたんだろう。テーマ曲がウタモノなのも耳障りだったし(もちろん原由子さん批判ではありません。朝ドラのテーマ曲がウタモノなことへの違和感です)、ドラマ内容自体も「家業は俺が継ぐから姉ちゃんは好きな事しろ」だけ言ってた印象がある。あれ? けっこう意識的に視てた???

NHK も昔は正しい見識を有(も)ってた、と思わせる事例のうちのひとつ。

朝ドラはほぼ視てなくて、いくらかでも具体的に思い出せるのは「天うらら」だけだけど。


ゆうべ枯れてた画像アップロードが今は咲いているので、前回アップしそびれたやつです:
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