えっ……
ご存じ David Bedford "Star's End" の、日本盤です。本国 UK と同じ年1974年に出てます。
帯に堂々と「マイク・オールドフィールド」 の文字が。
☆M・オールド・フィールドがロイヤルフィルと競演、D・ベッドフォードがアシモフの名作SF「銀河帝国の興亡」にいどんだ快作‼
星界のはて
☆クリス・カルター(Perc)
☆デヴィッド・ベッドフォード(作曲・編曲・プロデュース)
☆バーノン・ハンドリー指揮/ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ
うっかりミスということはあり得ません。これ、あからさまな詐欺なんじゃ?
オールドフィールドはギターとベースで参加、ただし彼をフィーチャーしたものではなく、あくまでオーケストラのいちパートです(ベッドフォードとともにプロデューサーとしてクレディットされてはいるようです)。
『チューブラー・ベルズ』が1973年。『ハージェスト・リッジ』は1974年で『星界のはて』との前後関係は確認できませんが、明らかにオールドフィールドの大ブレイクに便乗した確信犯です。
音として美しい、緊張感の持続する名曲なのですが、オールドフィールドの新譜として臨んだら、聴き手は当惑する筈です。
日本でのリリースはこの1回だけのようです。オールドフィールドブームのタイミングで、スレスレというより完全アウトのやり方で、でしかリリースが出来なかったということでしょうか。
あと「クリス・カルター」とあるのは「クリス・カトラー」の誤りです。
「オールド・フィールド」表記もどうかと思います。その名を使って売ろうとしてるくせに。
フルアルバムを貼っておきます。