#ベースの日 2020

ポピュラー音楽の分野で「リズム隊」という用語が罷り通っていることは、リズムにとっても、ベースにとっても、不幸だ。

 

「リズム」という語は誤解を生みやすい。「ミーター(拍子)」と混同されたり、「リズムパターン」のことだと思われたり。

私は、誤解を避けるために、「リズム」の代わりに「符割」といったりする。

「リズム隊」が想定する「リズム」は、「ドラムとベースが一体になって生むグルーヴ」を意識して「ミーター」や「リズムパターン」寄りになってる印象がある。

 

なにより、この「ドラムとベースが一体になって」土台を作ってその上に音楽を建てる、というのが、囚われた発想だ。

ベースはウワモノだし、それは Ray Shulman、Chihiro S. の昔からそうだし、コンポジション至上だと必然そうなる。

作曲ありきで、バンドの出音もその必然に沿って決まるようなバンドの場合、ベースの役割も、他のパートと対等の「声部」を受け持つことが要求される。

0'16" 目から。

 

この記事もう3年前なのか…