歌謡曲

「歌謡曲」という語が、とくに1970年代時点で、どこからどこまでをカヴァーするのか、把握してない。

「音楽即人」なものを「ロック」と呼ぶ。そうではない、商品として消費されるもののうち、「ポップス」よりは日本独自に消化されてそう。ファンは「演歌」とごっちゃにされるのを嫌がりそう。自作自演したら「ニューミュージック」になりそう。「アイドルポップス」と「アイドル歌謡」は実質同じだろうか?

 

都倉俊一 作曲、馬飼野俊一 編曲 1974年

 

樋口康雄 作曲・編曲 1979年

 

筒美京平 作曲・編曲 1979年

造形の鬼。

「雰囲気」においても超絶的だけど、特筆すべきは「造形」の、着想の突飛と、念入り。

歌メロが、16分音符単位で器楽的に動く中唯一、サビ入り(0'47" 目)だけが8分音符で上行して、最高到達点がトニック上の「9th」(0'49" 目)。

 サビメロが繰返しの途中で間奏にディゾルヴする着想(1'21" 目)。2コーラス目のサビは繰り返しに入ることなく決然と間奏が始まる(2'25" 目)。

間奏と後奏の「運命の動機」の畳み掛け(0'42" 目、1'31" 目、1'55" 目、2'37" 目、3'26" 目)。

 

追記(2023年10月17日)

一記事設けて書きました: