これを聴いた直後に、
これが目に入って、脳内で「icumen」と「イクメン」がカノンし始めた。
この子たち、The Hilliard Ensemble よりもっとハモりがキレイですね。
ただ、平均律特有のハモりではある。基準に沿う結果のハモりだし、響きとして純正じゃない。奏者がお互いに聴き合いながらその都度ハモりを作ってゆく、そこに探り当てんとするのは「純正」なハモりである、というのが合唱のキモだと思う。でももちろんそれはここでは無いものねだりだ。
関連で、つべが Miri it is while sumer ilast を推して来た。
いろんな人が演奏してる。
クラシック(古楽)として。
トラッドとして*1。
これはハーディ・ガーディとリコーダと中世フィドルとダラブッカと歌をおひとりでなさってるのでしょうか?
向こう側に持って行かれそうになるやつ。
私自身はこの曲を Circulus で知りました。
追記(2021年02月28日)始め
edith さんが2020年08月にお上げになって、アメブロで紹介下さった、Thieves' Kitchen の 'Mirie It Is'。アルバム "Genius Loci" から。こんなアレンジは思ってもみなかった。
追記終わり
*1:追記 2022年10月06日
「トラッドとして」とした(「クラシック(古楽)として」と区別して)のは乱暴だった。動画中の解説にも「詩と音楽は original manuscript から」とある。
当時私が「クラシック(古楽)として」「トラッドとして」と分けた、基準が何だったのか不明だが、単旋律の写本だけが資料としてある時に、2つの極、「ここから読み取れることだけを形にする(読み取れないことを形にしない)」立場と、「いま・ここの現場で生きた音楽表現をやる」立場のあいだの、どこに立ち位置があるか、だったんだと思う。つまり「即興だったり、演奏者個人のキャラだったりの「小節(こぶし)」を入れるかどうか」。