春の歌 1/2

ピーター・ピアーズ、ソニー・ロリンズとともに「3大テナー」に数えられる、イアン・ボストリッジの歌唱。

 

追記(2020年01月26日)始め

このブリテン『セレナード』が春に纏わる曲というわけではないです。

今年は01月25日が旧暦01月01日にあたることから、年始にあたって私個人が聴きたい「透き通った」音楽を、とまず思い当たったのがこれでした。

いっぽう、先日 Caprice について書いた時ブリテンに触れていました。それと、その記事の中で Caprice の 'Spring' という曲に言及しつつ、つべは貼りませんでした。

ブリテンを貼りつつ Caprice を連想し、'Spring' をここに貼り、「新春」と「春」とが符合して、今回の記事の流れが出来ました。

記事の題名「春の歌」は後付けです。『セレナード』を春の音楽と誤解させる書き方をしてしまいました。済みません。

追記終わり

 

Caprice "Song Of Innocence And Experience" から。

ブレイクの同じ詩に付けた曲には、これがある。

この PV の、いつもは CD の音にシンクロさせた動画を選ぶのだけど、今回は画質優先で。Old Grey Whistle Test に出演してたのですね。

 

メンデルスゾーン「春の歌」については思い出がある。ピアノ教則番組のワンシーン。生徒さんの演奏に続いて、先生の模範演奏。

私は、この曲を聴くのはこれが初めてだった。アルペジオの醸すロマンティシズムにうっとりした。「春」を感じた。

生徒さんの演奏は、アルペジオの響きがもこもこしてた。そこを先生が直した。

メンデルスゾーンなんだから、整理整頓して弾けばよい。過度にロマンティックになってはいけない。

なんだけど、生徒さんの演奏にあったうっとりの要素が、先生の演奏には無かった。

メンデルスゾーン演奏として正しくあることのために、逃してしまうもの。こっちも大事な音楽体験の筈なのだけど。

 

こっちの動画も楽しい。