「寄生虫」という概念が私を面白がらせるのは、生活様式に着目した括りで、分類学の用語じゃないから。
「分類」は「系統樹」で秩序立ってるし「進化」と結びついてる。それに拠らない「寄生虫」という括り。
私は目的論者じゃない。目的が原因で突然変異が引き起こされるのでは断じてない。
突然変異がまずあって、これが環境の中に生活様式を見つける。
でも、同じことを逆から見ると、生き物は、まず生きてるのだから、生活様式が、生活上の必要が、まずあって、そこに突然変異によって選択肢が複数提案されてきて、そのうちの最適のものを選ぶ、という見方もアリなんじゃないか。
生活様式を基軸に据えて進化を捉え、これに基づいて分類学を組み上げることも出来るのでは?
諸々の「寄生虫」をリニアに繋ぐような進化説。
あるいはこれを「目的論」と呼ぶのだろうか?