「ミラージュ」はプログレだ。
サディスティック・ミカ・バンドの 3rd. アルバム『HOT! MENU』(1975年)の2曲目。作曲:今井裕、高中正義。
(動画のタイトルには問題がある。)
(追記始め 上に貼った、アルバム『HOT! MENU』所収スタジオヴァージョンの動画は「この動画は再生できません」になってしまいましたが、1976年のライヴが上がっていました:
追記終わり)
1年前の『黒船』のベーシスト小原礼が、1975年6月までに抜け、後藤次利がサポートメンバー扱いで参加。
『HOT! MENU』の曲目を Discogs で UK 盤と突き合わせると、どの邦題がどの英タイトルに対応するのか、咄嗟に(私には)判らないところがあり、あるいは収録曲に異同*1があるのかも知れない。
このアルバムのウィキは目下、無い。
『黒船』はわたし的にプログレだ。インスト主体なのが猛烈にかっこいいと思った。ピンク・フロイド『狂気』とイメージが被ってる(あくまで私個人の事情)。
「颱風歌」「タイムマシンにおねがい」のような、ロキシー・ミュージックばりの、パワーコードによるロック・ソングは苦手だ。
そいえば加藤和彦はロンドンで『狂気』アルバム発売前の初演を聴いたんじゃなかったっけ。
そのプログレのイメージで『HOT! MENU』に寄せた私の期待に応えたのが、この「ミラージュ」だった。
ピンク・フロイドでいうと「クレイジー・ダイアモンド」の「パート9」にあたる(私個人の事情)。
「プログレと思って聴いてた」つながりで。
そう思うのはミック・テイラーのソロが完全にダイアトニックなせい。
*1:「異同」の「同」は語調を整える添え字で意味がない。