どうしても取り上げておかねばならないという使命感を以て。
このバンドについては情報が極端に少ない。
これでもかの雑多てんこ盛り楽想と狂気のユーモア。シリアスな作曲とシアトリカルな楽しさ。不足ない演奏力。オペラチックな女性ヴォーカルの魅力。
たんにタイプとしてレコメン~ R.I.O. ファンどストライク仕様というだけでなく、それが飽くまで内発的創意の結実であるというのが重要。ど充実・高水準の出来だし、Lizard レーベルから出たのだから広く知られてる筈なんだけど、このアルバムを論ずる記事も見ないし、そもそもバンド自体、このアルバム以外の活動が見つからない。
私自身は、現物は2007年リリース当時 World Disque で1度見た(買った)。記事は当時のユーロ・ロック・プレスのディスク・レヴューしか知らない。
Discogs には、Garamond 名義ではこれ1枚しかない。作曲・キーボードの Danilo Orlandini のページにもこのアルバムだけが上がってる。
9曲中第1~7曲をアップ下さってる方がある: