ユーモア

この新商品情報(2016年)を、

www.meiji.co.jp

このツイートで知った。

 

まず、このプレスリリースを読んだだけでは判断できないことがある。

従来の1㍑商品が、値段据え置きでこれに入れ替わった、ツイートのいう「ステルス値上げ」だったのかどうか。

あと、容器に改良が加えられてて、そこには開発費を掛けてる筈だし、「最後までムダなくおいしく飲むことができる内容量として900mlの設定」には積極的に意義を認めるべきだし、これらを勘案すると単純に「値上げ」と断ずるのは軽率だ。

 

それを措いて、実際これが「ステルス値上げ」だったとして(ここから本論)。

私にはこれが、ツイートのいう「言い訳」であるより「ユーモア」と取れる。

ユーモアというからには「権威、権力」への批評でなければならないが、この場合批評の対象は「アベノミクス」。

ユーモアの成立するもう1つの要件として「自己批評に立脚していること」があるが、プレスリリース中「従来品に比べ、筋肉への負担が約1割軽減。(当社調べ)」の文言など、明らかに、自らを戯画化して見せるメタな視点だ。

 

上掲ツイートが何故2016年の記事を今日の時点で取り上げたのか、意図は不明。あるいはツイート主も「ユーモアの作例」として挙げたのかも知れない。「言い訳」と鉤括弧付きになさってるし。