2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日の続き

昨日のドビュッシーのヴァイオリンソナタの話 shinkai6501.hatenablog.com の続きです。 第3楽章では、16分の9拍子の性急な舞曲が繰り広げられます。 etc. フィナーレの最後、ピアノパート B´ は、パッと聴き、この舞曲のヴァイオリンパートを受け継いでいる…

参照と連想

この2曲は、メドレーでもあるし、モティーフ的にも繋がりがある。 すなわち、'The Light Dies Down On Broadway' のイントロの gis - fis - cis - fis が、'Riding The Scree' のコーダ(3'35"~)で、音価を変えて、 と変奏される。 「Woman "Wの悲劇"より…

メロディについて

この御ツイート たぶんコード(和声)やスケール(音階)について語る人は多くても、メロディ(戦慄、じゃないよ旋律)について語る人が少ないのは、実戦の世界でメロディを奏でる・創るという作業は、その人が内面にどんな語りたい世界(コスモロジー、かな…

#初デート映画

映画はデートコースじゃない。1人で出掛けて、作品と1対1で向かい合うものだ。関係を結ぶのは「私」と「作品」とだ。隣席の彼氏とじゃない。赤の他人ならいないものと扱えるが、知人に隣に座られたら、どうしたってそこに関係が生じる。彼氏は、作品への集中…

エストニア・プログレ(カケレコさんの御記事)

「バルト3国」と一括していうけれど、ラトヴィア語、リトアニア語はバルト-スラヴ語派、エストニア語は、スオミ語、マジャール語などとともに、フィン-ウゴル語派。 このカケレコさんの御記事、試聴動画にはヴォーカル曲も2曲ありますが、たしかに歌詞の言語…

ロック

私は初めから「プログレッシヴ・ロック」ファンだった。「プログレ」や「オルタナ」をネタに、ロックの定義、ロックであるための条件を考え続けてきた。 私のアプローチが、よりロックの核心を突く場合もあるかもだけど、ぎゃくに一面性に陥ることが多いだろ…

#楽器の日

当ブログは音楽ブログのくせに「楽器」をテーマにした記事が皆無だ。 いちばん欲しい楽器はチェレスタ。 お、黒よりナチュラルの方が安いのか。ラッキー。 ヤマハは56鍵。 チェレスタの音色が好きだし、シンセと違って、1種類の音色を得るために €37,480 な…

寝覚め

目覚めた時、「絶望」に近い気分に支配されてることがある。 何が絶望させてるのか、何への絶望なのか、説明のつかない、でもどうしようもなく救いのない気分。 普段、無意識は気付いてて、でも押し隠してる、人生の実相が、目覚め直後の、鋭く澄んだ意識、…