ドラムトラックを打ち込むのが「めんどい」というツイートを見掛けた。
その方の制作環境を存じ上げないし、問題になさってる「めんどさ」の質やレヴェルは、たぶん私の想像を超えてるんだろうと思う。
私の場合は単に、KORG01/WFD(midi ハードシンセ)で、ドラムやパーカスの音色を作って(プリセットをもとにこれを好みの音にエディットする、という場合が殆どだけど)、61鍵上に並べて、シークエンスに1ノートごとの演奏情報を打ち込む、ということしかやってない。リアルタイム録音で大まかに打込んで、1音ごとにクロック単位のステップタイムとヴェロシティを作ってゆく。
その方の制作は、そんな低レヴェルのことでは無いのだろうけど、私は打込みのどの過程も、ただただものを作る「たのしさ」しかないので、音楽を作る過程が「めんどい」ということがあり得るということが、ものすごくショックだった。
他人事なのに。
めんどいとはどういうことだろう?
複雑で手間が掛かるからめんどいのか。あるいは逆に、単調な単純作業だからめんどいのか。
私がめんどくないのは、すべての過程が「作る」ことだからかも知れない。「作業」として「片す」となると、めんどいのかも知れない。