防災行政無線を使った夕方のチャイムが好きなのは、ディレイが掛かるから。
市内にたくさんのスピーカが設置されてて、同じ音を同時に鳴らす。300㍍先のスピーカの音は約1秒遅れて、次いで600メートル先の、900メートル先の音が順次聴こえて、あとほど音量が小さいし、大気のエフェクトを受けて変調してる。
市全体がチャイム音の「余韻」に包まれる。
子どもの頃は、ひとつのスピーカの音がビルの間で何度も反射を繰り返すことでああ聴こえるのだと思った。それも余韻の一要素ではあるだろうけど。
私は「子供たちに帰宅を促す目的のもの」と思ってたけど、第一義的には、このシステムは防災行政無線なのであって、その「定期試験放送」であるらしい。
八千代市のは、17時に「野ばら」(ヴェルナーの)。
加えて、11月01日~01月31日は、16時に「夕焼け小焼け」。
ドヴォルジャークの「家路」がいいな。
以前ツイッターで panpanya『二匹目の金魚』の中の「メロディ」という作品に出て来る夕方の音楽放送が「家路」だ、とご教示頂いた。
そのとき白泉社の HP
で試し読み
だけしたまま、まだ実物を読んでない。
「メロディ」はたまたま『二匹目の金魚』の1編目なので、試し読み出来たのだった。