Shelleyan Orphan

Shelleyan Orphan でいちばん好きな曲は 'Harmony Drone' だけど、動画が見つからない。

 

追記(2022年03月17日)始め

その後 2021/08/11 にアップされました。感謝!

追記終わり

 

私はこの曲を、"Light And Shade" という、ラフ・トレードのシングルのコンピ(VIL 28080、1987年)で知った。日本編集の、アナログ盤。

もともとはシングル 'Anatomy Of Love' のカップリング曲らしい。

2017年に出た CD×4+DVD×1 のボックスには入ってるらしい。

 

あからさまな音楽用語をタイトルにしたこの曲は、彼らの作品中で特異かも知れないし、これをいちばん好きというのは、彼らのファンとして素直じゃないのかも知れない。

元来こういうバンドなので:

いやもちろん私もこの世界が好きなんです。

私は常日頃、雰囲気のために音楽を聴かない、と表明してるけど、じつはわたし的「イギリス的」カテゴリーというのがあって、作曲の内実とは別に、この「イギリス的」に当てはまるものに対しては、点が甘くなる。そしてこのことについて「テンペラメント的にぴったり来るのだからしょうがない」と、言い訳になってるのかなってないのか判らない言い訳をする。

ラフ・トレードはある時期「ネオ・アクースティック」と括られる一群を擁したけど、Shelleyan Orphan をそこに収めることは、私の依怙贔屓が許さない。サイケデリック・フォークとも違う。この雰囲気を「シェリー的」といえるのかどうかは、私はシェリー詳しくないので、判らない。ルイス・キャロルやリチャード・ダッドのヴィクトリア朝中期に馴染みのある私にも、「私のための音楽!」と思わせる*1

 

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*1:尤も、「ヴィクトリア朝の音楽」そのものは、Gilbert & Sullivan くらいしか思い付かないけど。