八千代1号幹線(高津川)

いま防災行政無線で警戒レベル4発令の放送があった。うちの番地はたまたま台地なので該当しないのだけど。

川の名前を行政用語で「八千代1号幹線」と言ってたけど、一般に通じるのだろうか?川をイメージ出来ない音と字面。「高津川」のが通じると思う。

 

私は歩くのが好きで、地元の、高津川とその支流、芦太川、八千代2号幹線、深作雨水幹線のルートは、開渠暗渠含めて、アクセスできる範囲で踏破した。

たまたま隣接する習志野演習場の周囲を一周したり(2時間かかります)。

 

ただ呑気で楽しい散歩だったのだが、さいきん、荒木稔さんとおっしゃる方のブログ記事をいくつか拝読して、楽しいだけでいられない、歴史の負の遺産の存在を知ることになった。

 

2010年6月19日付の御記事。

高津川、北高津川は全川にわたって有刺鉄線付き金網柵で囲まれています」

 

言われてみれば! 有刺鉄線。散々見てたのに意識してなかった。たしかに異様。

ちなみに「北高津川」とあるのは荒木氏による通称で、「八千代2号幹線」のこと。

 

「有刺鉄線の存在は川を街から切り離すだけでなく、危険物としてのサインになっています」

「川の悪(穢れ)を回避したいという地域の深層意識を反映しているものと考えます。悪とは旧軍による敗戦時の演習場における毒ガス埋設であると考えます」

 

2010年6月24日付の御記事。

「上流に毒ガス埋設地があることにより、川が心理的に排除されたと見立てる」

 

この「心理的排除」の発現の一例が、↑の有刺鉄線。

 

「この旧軍の悪が流域変更に影響したという見立ては、自分なりに今後資料を集め、本当に自分の直感が正しいのかどうか、検討を深めていきたいと思います。検討は、私の見立てが正しいことを証明しようとしているのではありません。私の見立てが間違っていても、真実がわかれば、それだけ花見川流域に対する認識が深まり、うれしいことです」

 

「現在の生活に対する影響という側面から見ると、次のような情報発信が行われています」として、習志野市八千代市船橋市千葉市のページのリンクが貼られてるけど、現在いずれもリンクが切れている。

 

荒木稔氏はブログをいくつかお持ちで、高津川についてググって見つかる記事はたいてい荒木氏によるもの、というくらい、行き届いてる。