後半②、じゃがアリゴについて。
《「丼を別に用意する」とか「鍋を使う」とかやりだすと、味の向上は図れるかもだが、じゃがアリゴとしては邪道、というかすでに別料理だ》
じつはやってみたのですけどね。理路がとっ散らかるので省略してました。
水1カップを鍋で沸騰させ、じゃがりこ1個投入、30秒くらい。
じゃがりこの形がしっかり残ってるところに、予めさいておいたさけるチーズを、散らしながら入れる。じゃがりこの上に薄く広く敷き載せるように。15秒くらい、というか見た感じ溶け始めたら、丼に移して撹拌。
この方法の利点。
②チーズを散らして入れることでダンゴになるのを防げる。
ⅰ.混ぜやすい。液状の段階でもこぼす心配がない。
ⅱ.嵩を増やせるので、(私の好きな)小ネギなり万能ネギなりを加えられる。
この方法の注意点。
溶けたチーズが鍋肌に触れるのを極力避けねばならない。触れると必ず貼り付き、こびり付く。
この方法の矛盾点。
ここまで手間を掛けるんだったら、真っ当な食材を使って真っ当な料理をすればいいんじゃないか。
まあもともと私は、料理についお菓子を入れてみたくなる子だった。チャーハンに「ベビースターラーメンおつまみ」(ピーナッツ入ってるやつ)とか「なげわ」(「ポテコ」ではなく。断じて!)とか。それがしかも「残り物利用」ではなく、お菓子を買う時あらかじめ「料理用」予算枠を設けたり。
当然、「ポテチを戻すとじゃがいもになる」ことも把握してて、スープに投入したりしてた。
追記 2019年03月19日
結論①
鍋で作業することで、どのくらいの時間煮たら、じゃがりこが戻り、チーズが溶けるか、目視で判った。
また、じゃがりこ、チーズそれぞれの投入のタイミングを別々に出来る。それぞれの加熱時間をコントロールできる。
記事「作る」では「(鍋を使わずふつうにじゃがりこカップに熱湯を注ぐ正規の作り方において)チーズを十分に溶かす必要があるので加熱を短縮できない」と書いたが、鍋で作ってみて、むしろ逆に、チーズはすぐに溶ける。じゃがりこを戻す方が時間が掛かる。
なので、まずじゃがりこを鍋で5割方戻して、チーズ投入後早めに、目視で溶けを確認したらすぐに、丼に移す。鍋で加熱中も丼に移した後も、基本、混ぜない。せっかく散らして入れたチーズが、混ぜることでダンゴになる。
結論②
じゃがアリゴにおいては、チーズの扱いのコントロールが難しい。
そして、私は「さけるチーズ」があまり好きじゃない。ほぼ食べたことがなかったが今回判った。歯ごたえが特徴なんだろうけど、その歯ごたえが好きじゃない。
なら、じゃがりこだけお湯で戻して食べてればいい。「じゃがいもを揚げたスナック菓子をお湯で戻してじゃがいもにする」は、書いたとおり、もともと私のレシピにある。本稿は、「じゃがアリゴ不要論」に帰結するのだった。