Deep Purple のことはよく知らない。プログレ聴者的には初期が重要なんだろうけど、それも含めて。
「イン・ロック」以降で曲としていちばん面白いのは 'Burn' だと思うんだけど、'Smoke On The Water' 'Highway Star' ほどは「代表曲」扱いにならない気がする。
もしかすると、イアン・ギラン、ロジャー・グローヴァーのいる時期が黄金期とされてるのだろうか。
どメジャーだけど、改めて聴いてわたし的に新鮮だったので、貼る。
イアン・ペイスが、ヴァースで、自由な「フレーズ」をやるのが良い。コーラスでのドラミングがやけに単調な「パターン」なので、対照を成してる。
リフの造形が、このバンドとしては念入りな方なんじゃないか。3.5拍の音形を2回繰り返してるので、1回目と2回目とで表裏がひっくり返ってる、とか。あ、でも「3.5拍の頭打ちのあとのシンコペーション」は 'Smoke On The Water' もそうか。
追記 2018年12月24日
イアン・ペイスのドラミングの、コーラスにおけるのとヴァースにおけるのとの対照、をもう少し細かく言うと、次の3つの点だ。
①コーラスはパターン。ヴァースはフレーズ。
②コーラスは毎回同形。ヴァースは即興性が大きく、毎回形が違う。
③コーラスは8ビート。ヴァースは、ドラムのフレーズだけ取り出せば、16ビートで捉えられてる。
16で捉えるが故の自由な造形なのだし、以上3点は相互に関連する。