私の座右の銘って何だろう?
何だろう?と問うくらいだから決めてないんだけど、
「こまけえこたあいいんだよ」
は、日常生活のいろんな場面で、気付くと口走ってる(独り言で、自分に向かって)から、これかも知れない。
ここで問題なのは「『細かい』ことが凡ての場合においてよくない」わけではない、ということ。
よくないのは、本来何が目的だったかを忘れること。
「細かい/細かくない」ではなく「合目的的/非合目的的」の問題。
ことさら「日常生活の場面で」と断ったのは、芸術の場合は逆だから。
芸術には目的が無い。細かさにこだわることそのものが芸術だったりする。
あるブログでフェルメール展のことを書いていらしたのでコメント差し上げたところ、
ごめんね
難しいことは理解できないの
と返信を頂いた。
もちろん御ブログはその方のもので、私はお邪魔させて頂く立場なのだけど、私が「大事なこと」と思って書いたことが「難しいこと」の一言で片付けられたことを、残念に思った。
私も、もちろん、徒に話を難しくしたり、難しく書くことがかっこいいことと勘違いしたりする「衒学」を嫌う。
ここでの問題は「難しい/易しい」ではなく、フェルメールのキモに迫るために「大事/瑣末」だ。