料理が出来上がってから、時間経過のそれぞれの段階でそれぞれのおいしさがある、という場合もあるだろう。
その点、揚げ物は揚げたてがもっともおいしく、時間経過とおいしさとがキレイに反比例する。わかりやすい。
揚げたてがもっともおいしい。この動画の前半1本目みたいに。
『啓蒙かまぼこ新聞』は、中島らも企画・制作による、雑誌『宝島』に見開き2ページで連載されたカネテツデリカフーズ*1のシリーズ広告*2だが、この中に竹中直人への言及があったと記憶するし、人脈は把握してないけど、CM起用はものすごくあり得べくしてのものなんだろう。
揚げ物といえばエビフライ、白身魚フライ。わたし的にコロッケという選択肢は無かった。
かにクリームコロッケは別ですよ! ただ、かにクリームコロッケはコロッケ界の「邪道」な気がする。
かにクリームコロッケを好きというのは、私が「ロック・ファン」ではなく「プログレッシヴロック・ファン」なのとパラレルなのだろうか?
その私がさいきん一周回って最もシンプルで素朴な「正道」じゃがいもコロッケの魅力に気付く。
かにクリームコロッケであるかじゃがいもコロッケであるかよりも、揚げたてであるかどうかが、決定的に重要なパラメータだ。
「何コロッケが一番好き?」への回答はしたがって「揚げたてコロッケ」。
*1:かねてつ食品株式会社がカネテツデリカフーズ株式会社に社名変更したのが1985年、『啓蒙かまぼこ新聞』連載が1982年~1991年。両方の時代にまたがってる。