シから直にドに進まずいったんラに降りる「シ→ラ→ド」は中世ヨーロッパ音楽に特徴的。
デュファイは中世というよりルネサンス期入口、ブルゴーニュ楽派の人だけど、たとえばこれのテノール0分16秒目、トレブル0分28秒目、あとトレブル0分41秒目の「ファ♯→ミ→ソ」も同じ音程関係。
オケゲム Ockeghem はさらに一世代下だけど、懐古趣味の人なのでわざとこの動きを使う、という印象。
ツイッターで、ある方からこれを教えて頂いた。
間奏終わりの1分52秒目にこの動きが出て来てびっくりした。中世音楽が意識にあったのだろうか?
これ
の1分46秒目のインストにも出て来る。ドドミミファファミミドシラド。
'Strawberry Fields Forever' の
It doesn't matter much to me.
の much→to→me もこれに聴こえる、と書いたけど、
レノンの歌い方自体は、たんにヨタってるとも聴こえ、微妙。
いろんな人のカヴァーを聴くと「シ→シ→ド」と歌ってる人と、厳密じゃない人が多いかなあ。なかでフジファブリックさんははっきり「シ→ラ→ド」と歌ってる。