ギターにおける利き手

利き手は弦をはじくことに、反対の手は弦を押さえることに、本当に適してるのか? 私は右利き用のギターでしか練習したことがないので当然と思い込んでるけど。

例えば右利きの私が左利き用のギターで練習したとしたら、上達に限界があったり、何か不都合が生じたり、それ以前の問題として本来的にしっくり来なかったりするのだろうか?

 

左利き用ギターが存在する。場合によって右利き用ギターを逆に構えてでもストロークは利き手で行う。これは必然だろうか?

 

ギターにおいて、利き手が分担させられる仕事。

音を生むこと。

柔かく愛しんだり、鋭く叩きつけたりすること。

 

左手が音高を作り、右手が符割と強弱と、タッチによる音色を作る。

左手が音を準備し、右手が最終的に実際に、発音を実行する。

 

確かに「アタック」を作るのは右手だが、左手だって、「持続」において、ヴィブラートとチョーキング*1で、音を愛しむ。

右手はステップタイムを作るが、ゲイトタイムを作るのは左手だ。

でも、ギターにおいてはそうだが、ヴァイオリンは持続でもボウイングで音を愛しむ。撥弦擦弦含めた弦楽器一般で考えればやはり右手左手の役割分担には合理性がある。

 

にしてもわたし的には、鍵盤楽器こそ、鍵盤の並べ方を逆にした左利き用が望まれると思えるのだが。既にあるかな?

*1:「英語表現では「ピッチベンド」という意味でベンディングと呼ばれ、「絞める」という意味のチョーキングという言葉は使われない。この言葉が用いられるのは日本のみである」(ウィキペディアチョーキング」)そうです。