①
夢で「あわつきぼし(粟搗き星)」という言葉を聞いた。
目覚めてググったら、この言葉は見つからなかったが、こちらの御記事
の終りから2つ目の項目「μ1星・μ2星もしくはω1星・ω2星の和名」に「米搗き星」があった。
★米搗き星 (こめつきぼし)
★米搗き 麦搗き (こめつき むぎつき)
“米搗き星”は,岡山県六条院町と兵庫県姫路市で見つかっている名前。交互に光るように見える印象を,米を搗く時の動作に重ねている。
“米搗き 麦搗き”は岡山県小田郡。
②
この記事
の中程で、
《母娘という言葉が判らない。「母」「娘」は「誰から見て」の基準点が与えられて意味を持つ言葉なので、「女性とその娘」または「女性とその母」という言い方しかあり得ないと思う》
と書いた。
これはもともと、ある新聞記事についてコメントしたもので、その記事にたまたま「母娘」の語があったのでこれについて書いてるが、「親子」「兄弟」なども同様。
「兄弟」とは言い得ない。といって「はらから」は常用するには語感が生々しい。
「親子連れ」は、基準点となる者が、彼から見ての「親」と「子」を連れる、つまり3世代だ。
日本語固有の言い回しなんだろう、となんとなく思ってた。
でも英語の brothers だって、「基準点になる者から見ての兄または弟」の複数形という場合以外に、基準点を殊更問わず、ひっくるめて「互いに兄だったり弟だったりの数人」「兄弟達、はらから達」を指す場合がある。
英語はロジカルな言語、と決めつけがちだが、初学者にそういう例文が宛がわれるというだけで、ネイティヴ同士の会話はもっとグズグズなんだろう。
この記事
の最後で、
《英語の person と tense は「私」「今」を基準に語られる》
と書いた。
ところが最近こちらの御記事
で、Cat Stevens の曲名 'Father and Son' を知った。
てか Queen に 'Father To Son' があるじゃないか。
(ちなみに今の今まで 'From Father To Son' だと思ってた。)
「あわつき星」をバンド名にする。メンバーは私1人。
以下、加筆。
③
たまたまこの過去記事読み返してて自分に少し感心した:
後半、「クリシェで言えることはクリシェで済ませればいい。でもそれは作家の仕事じゃない」に続いて、
「作家は『クリシェで言えることは言わない』べきだ」
と書いてる。「作家たる者、クリシェじゃないものに高めるべきだ」とは書いてない。「在り来りを独創に仕立てる『嘘』のために、作家は、一般にヒトは、言葉を発するのではない」がこの一文の含意だろう。