こんなの下書きしてた。2016年11月26付。1年前か。
以下。
Rick Wakeman 'Statue Of Justice' 、アルバム"Criminal Record" 1曲目。
ウェイクマンのソロはよく知らなくて、 "Criminal Record" も初めて聴きました。
いいじゃないですかこのアルバム。
とくにこのオープニングナンバーは退屈せずに聴ける。
いったいにウェイクマンの曲は、和声が硬いというか、カデンツが在り来りで退屈な箇所が多い、という印象が先に立つのですが(このアルバムも他の5曲はそういう印象)。
1977年、Yes "Going For The One" 録音終了後、スクワイア、ホワイトとともに同じスタジオ(スイス、モントルーの Mountain Studios)に残って録ったものらしい。
以前、この記事
でこう書きました:
「ドラムがホワイトに替った時、スクワイアはやりづらかったんじゃないか?と私は勝手に想像してたけど、さいきん Going For The One レコーディングセッションの動画を見て、ホワイトの対応力すげえと思った。ちょっと印象変わった。
信頼置かれて長くイエスのドラマーの座にあった理由が判る気がした。
トラックダウン如何で、ホワイトのドラムの印象は、大きく改善される筈なのに、と思う」
つまりアルバム "Going For The One" のトラックダウンは、全体が溶け合ってひとつの響きを作ってるふうで各パートの分離が悪く(リヴァーブ深すぎ!)、ことにホワイトのドラムは、ミックスレヴェルも低いし、フレーズが聴き取れない、と不満でした。
その、「"Going For The One" 期のホワイトのドラミングを聴きたい」欲を、このウェイクマンのソロアルバムが満たします。その点で貴重です。