#実は最初はそうじゃなかったこと

「テレフォンショッキング」は、「笑っていいとも!」で唯一、番組初回から最終回まで放送されたコーナーだが、当初は、少なくとも名目上は、

「ゲストが芸能界に何人お友達を持ってるか試すコーナー」

というコンセプトだった。

電話は「お友達紹介」であるだけではなく「出演交渉」でもあった。事前の打ち合わせ無しに、出演をOKされるか断られるか未知数の状態で「お友達」に電話する。断られたら、別のお友達に掛ける。OKをもらえる相手に辿り着くまでこれを数回繰り返すケースもあった。

タイトルの「ショッキング」は、むろん「ショッピング」のもじりだが、こういう「何人お友達がいるか試す、もしかしたら交渉不成立に終わるかも知れない」スリルを指してもいた。

あるいは、突然の電話=先方に与えるショック、というニュアンスだろうか。

 

…と、以前どこかで読んだのだが、記憶違いがあるかも知れない。Wikipedia「テレフォンショッキング」の項にも「出演依頼を申し込むのがコンセプト」とはあるが、「お友達が何人いるか試す」という文言は見当たらない。

Wikiのその項に、さらに興味深い情報があった:

「元々このコーナーは、司会のタモリが当時大ファンであった伊藤つかさに会うために、ゲストによる“友達の輪”を繋いでいき伊藤をテレフォンゲストに招くことを目的に始まった」