の続きです。
第3楽章では、16分の9拍子の性急な舞曲が繰り広げられます。
etc.
フィナーレの最後、ピアノパート B´ は、パッと聴き、この舞曲のヴァイオリンパートを受け継いでいるように聴こえます。
ところが、さっき気付いたんですが、これは寧ろ第1楽章冒頭で提示される主要主題に発してる。
A´ が↓の譜例の A の変形であることは昨日書きましたが、 B´ は B の変形なわけです。
ということは、16分の9拍子の舞曲のヴァイオリンの音形、出だしの g→a→h→c という動き自体、そもそも主要主題に発してると見るべきだ、と今更気づいたのでした。