ネコを描く様式

友人全員絵上手い妬ましい。

なにしろ私はネコの表と裏の絵しか描いたことがない。『星の王子さま』の「ウワバミの外側と内側の絵しか描いたことがない」のパクリみたいだが事実だから仕方ない。

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動物の図鑑の図版は、動物の側面を、真横から見た姿である。

昆虫の図鑑の図版は、昆虫を背中側から見た姿である。

ヒトの図鑑の図版は、ヒトのお腹側を、正面から見た姿である。

対象のどの側を、どちらから見て描くかには、対象と、観察するヒトの視点との位置関係が反映されるし、対象を客観的に描くというより、ヒトが対象をどういうイメージで捉えてるかが描かれている。

 

昆虫は体の向きを水平~鉛直~ひっくり返しと自在に変えるから、「背中側から見た」絵とは言えるが、「どの方向から見た」絵かは言えない。

昆虫の「背中側/お腹側」を「表/裏」という。蝶は翅の模様が種のキャラを決めるので、翅の表と裏を示すことが標本の役割の大部分となる。

私の「ネコの表と裏の絵」は、動物を、昆虫を描く様式で描いたもの。

 

 

今日の空耳。

3'10"~「ハムスターのくせに言うな」