「~ったら RT」

「面白かったら RT」とツイートに書き添えられてること。

RT されること自体が目的になってるって、どういう事情なんだろう?

せっかく面白くて RT しかけてたのに、意地でもするか、ってなる。

 

ただ、クイズになってて「わかったら RT」の場合、わかる自分をアピりたい、が RT の動機になる。

 

 

CDの「ジャケ買い」はよくあるけど、まれに「タイトル買い」というのがある。

タンジェリン・ドリームの『アルファ・ケンタウリ』というアルバムタイトルに、天文少女だった私は昂揚した。

買って、聴いたら、当惑したけど。

ジェネシスと PFM が好きだった当時の「美」の範疇、「音楽」の範疇を踏み越えてた。

タンジェリンにせよ、シェーンベルクにせよ、それまで理解できなかったものが「理解できる状態になる」ことの内実に、「馴染む」こと以外の要素ってあるのだろうか?

 

ブルーフォード『ワン・オヴ・ア・カインド』も、曲名「フェインティング・イン・コイルズ」で買った。

「この言葉をタイトルにしてくれて嬉しい」は、すなわち「この言葉を理解できる自分に陶酔できて嬉しい」の心理だ。

アリスを題材にした曲は数知れないが、殆どは、カワイイカワイイの曲調・歌詞で、そんなのアリスじゃない、と思う。

ブルーフォードのこの曲は、まれな正解だ。

あからさまな「不思議の国のアリス」原作の一節の朗読に興醒めはした。

そんな説明じみたことしてくれなくても私元ネタ知ってる!と。

 

美尾洋乃にも 'Alice' という曲があって、ロックでやっつけてて嬉しいけど、歌詞はやはりカワイイカワイイだ。

つべにもあがってる。

でも今日は、こちらもつべにあるのを見つけて嬉しかった、アルバム "Chloé" からの、この曲。