J R

1990年代半ばのこと、JR目黒駅のプラットフォームでぼんやり電車を待っていると、目の前を貨物列車が通過して行った。

コンテナの側面にJRのロゴが書いてあったんだけど、その中の1つが、見慣れない形をしていた:

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(アルファベットの図案化だと気付くのに、数秒を要した)

 

こういうロゴもあるんだな、よく見るやつとどう使い分けるのかな、とぼんやり思った気がするが、なにしろこっちのヴァリアントを見たのは後にも先にもこの1回限りだった。

 

さいきん、驚愕の事実が発覚した:

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JRグループの前身、「日本国有鉄道国鉄)」のロゴマークです。

(何を今さら、なのでしょうが、私は知りませんでした)

 

国鉄からJRに移行する時に、全車両のロゴを描き換えねばならない、という事態があったんだろう。

完全に全部に手が回らず、咄嗟の機転「JNR-N=JR」で間に合わせた。

JNRを名乗ることは明らかな詐称なので、それよりはましだと。

 

この希少「J R」ロゴについては記事を見つけられないが、ウィキに、

「デザインが決定してから民営化までは2か月半しかなく、7社の社名ロゴおよび各社カラー・アプリケーションの開発・マニュアル制作・記者発表用キット・各社の切符など膨大な制作物をこの期間で仕上げることが求められた」

「4月1日、最終電車から始発までのわずか4時間で、JRマークの貼り付け作業が全国一斉に行われている」(ウィキペディア「JR」の「5 ロゴ(JRマーク)」)

とある。

 

といってもJRグループ発足はJR貨物含め1987年なので、その数年後に「J R」を目撃したことを、どう解釈したらいいのか判らない。

民営化の時は「塗った」ではなく「貼った」なので、それが時を経て「剥がれた」、その時点での応急処置だったのでしょうか?