1本の電柱

(2015年7月19日、記。話の前提が崩れて論全体が無効ですが)

 

 

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中島らも「啓蒙かまぼこ新聞」の見出しに「竹中直人の頭の中には〇〇な電柱が1本立っている」(〇〇内不明)みたいなのがあった記憶があるが定かでない。

 

子どもの頃これを読んだときには気付かなかったが、この、竹中直人の芸風のぶっ壊れ具合を形容するコピーの中、とくに「1本」というところが重要なのだ、といまピグワールドイベプレイ中に思い当たった。

 

もちろん電柱はそれ単体としての立ち姿も風情ある心象風景であり、「柱」の隠喩的象徴的意味付けもいくらでもできるが、「機能」からみて、電柱は少なくとも2本なければ、用を為さない。

 

電気をこっちからあっちに送るのに、柱を2本以上立てて、あいだに電線を渡す。

 

「1本の電柱」は、世の中の有用性からはぐれている。だから「ぶっ壊れている」ことの形容たりうるのだ。

 

 

きのうワールドのクエで電柱を1本頂いて、街に立てて、風情ある佇まいに満足した。これでイベをクイットするが、ふと、私が見ているのは飽くまでオブジェとしての「美しい」電柱なのだ、と気付いた次第。

 

 

 

※追記 「竹中直人の頭の中には壊れた信号機が1本立っている」だったかも知れない。電柱は別役実の戯曲のイメージじゃないか?