クラシック

ゲイトタイム 100%+α

團伊玖磨作曲、丸山豊作詩、混声合唱組曲『海上の道』4.「漂着」 www.youtube.com 「河口」の、メロディを歌う楽しみ、ハモる楽しみに較べ、この曲では高度なアンサンブル力が求められる。 作曲として、「河口」の素直な和声と似つかない、脈絡の見えない転…

#山の日

ゲルニカ「夢の山嶽地帶」 www.youtube.com こちらの動画は惜しくも最初と最後が欠けています: www.youtube.com イントロ、1つ目の動画で言って 0'18"~0'23" のメロディは、オネゲルの交響曲第4番「バジリアの喜び」フィナーレ第3楽章からの引用です。 こ…

昨日の続き

昨日のドビュッシーのヴァイオリンソナタの話 shinkai6501.hatenablog.com の続きです。 第3楽章では、16分の9拍子の性急な舞曲が繰り広げられます。 etc. フィナーレの最後、ピアノパート B´ は、パッと聴き、この舞曲のヴァイオリンパートを受け継いでいる…

参照と連想 ※ちょっと加筆※

www.youtube.com www.youtube.com この2曲は、メドレーでもあるし、モティーフ的にも繋がりがある。 すなわち、'The Light Dies Down On Broadway' のイントロの gis-fis-cis-fis が、'Riding The Scree' のコーダ(3'35"~)で、音価を変えて、 と再現され…

チェリビダッケ、耳を澄ますテンポ ※加筆&改題※

チェリビダッケ/シュトゥットガルト放送交響楽団のドビュッシーとラヴェル、4枚組CDがあった、とまた叔母の書斎の記憶で申し訳ない。 これです。 www.hmv.co.jp うち1枚分が『海』のリハーサル風景だった。 完全主義者チェリビダッケと、ものすごく高性能と…

小さな羊飼い

むかし武満のドキュメンタリーでワンシーン、印象に残った。 仕事場で、難しい顔でピアノに向かって作曲する武満。 響きを探り当てようと鍵盤をまさぐる指が、おもむろにドビュッシー『子供の領分』第5曲「小さな羊飼い」の一節を弾きだす。 笑ってしまった…

いろいろ記憶があやしい

私の記憶だと、ストラヴィンスキーとラヴェルは一緒にシェーンベルク「ピエロ・リュネール」(1911)の譜面を目にし、両者とも「いかん!」となり、ストラヴィンスキーは「3つの日本の抒情詩」(1913)を、ラヴェルは「ステファヌ・マラルメの3つの詩」(191…

一緒にしてくれるな

いっぱんにどの作曲家についても、「〇〇のファン」という括りが価値の共有を保証しない。その作曲家の、どこを、どう、聴いてるのか、好きなのか。 ではあるけれども、ファンを自称する者同士の会話に最も齟齬を生じるのは、ドビュッシーだ。 それはドビュ…

武満徹「ドリームタイム」

最初に知った武満は何だったか? 実家にあったアナログ盤2枚組『武満徹~作曲家の個展~'84』か、あるいは松田洋子『薫の秘話』中のネーム〈武満徹「エアー」〉を読んだのが最初だったかも知れない。 最初に心底魅了された曲は、件の2枚組所収「ドリームタイ…

静謐は信頼

国で括って、イギリスはこう、アメリカはこう、と乱暴に一般化して語りたくないのだが、ロックの聴衆の鑑賞態度については、あまりに画然と、イギリスとアメリカとの間に違いがあると見える。 アメリカの聴き手は、音楽を聴きに来てるのではなく、騒ぎに来て…

なつい

私は「懐かしさ」で音楽を聴くことがない。 曲を聴くことで、その曲が発表された時代を思い出すとか、聴いた時私がたまたま置かれていた個人的状況を懐かしさを伴って思い出すとかということがない。 時代ということについては、そもそも世の中に行われる同…

巷にレノン「ハッピー・クリスマス」が流れる。歌詞はたしか 'Imagine there's no Christmas...' 当ブログでのレノンへの言及は実質これ shinkai6501.hatenablog.com だけ。 わたし的音楽上の謎を3つ。未だ謎のままなのは調べものが面倒だから。 謎① 武満は1…

ラヴェル『子供と魔法』アンセルメ/OSR他

(2016-02-04、お題「1番好きな音楽アルバム」に沿って) 私がCDでいちばんたくさん持ってる演奏家は誰だろう? いずれブレーズかアンセルメかどっちかには違いないのだけど。 アンセルメが好き、といっても、同じ曲でも時期によって解釈が大きく違うのがこ…

音楽で泣いた③

(2016-04-16 記) フォーレ「レクイエム」、ジョン・エリオット・ガーディナー/モンテヴェルディ合唱団、他。 冒頭、合唱歌い出しのDmの和音の、ハモりのあまりの純正に泣いた。 前々回、イギリスの演奏家の響きが磨かれきってる、の話 shinkai6501.hatena…

ラヴェル「マ・メール・ロア」私見

(2015-05-08 記) 私見です。 Ⅰ. マ・メール・ロアは、オーケストラ版で、かつ「組曲」でなければならない。 なにも、「全曲版」の、あとから書き足された「前奏曲」「紡車の踊り」「間奏曲」が劣るというのではない。 全く逆。 むしろそれらに、ラヴェル…

昔の私は

(2015-07-06 記) 「音程関係」が表現の道具たり得ることを広義の「調性感覚」と言えるなら、それは引き続き重要だった、というかむしろ、「無調」の音楽にあっては、よほど、その感覚を瞬間瞬間に対して鋭敏に働かせることが要求された、とは思います。 無…

イギリス

(2016-04-07 記) 先月半ばから折に触れ思い出し、フロアで掛けたいと思ってた曲があって、でも咄嗟にその曲を含むカンタータ?オラトリオ?のタイトルを思い出せず、フロアにいればそこでの音楽に集中せねばならずで、その都度忘れてた。 「復活祭オラトリ…

ストラヴィンスキー・火の鳥・大団円

(2015年12月21日、記) 1つの記事に複数のサムネを嵌め込むテストです。 以前これをアメーバピグのチャンネルフロアでお掛けになる方があった。 Echolyn 'The End Is Beautiful'。 冒頭イントロと、4分51秒目~、5分53秒目~に、ストラヴィンスキー「火の鳥…

音楽で泣いた②

(2015年11月03日、記) www.youtube.com ストラヴィンスキー「ペトルーシカ」1911年原典版、ピエール・ブレーズ指揮クリーヴランド・オーケストラ、1991年録音。 曲内容も演奏も、泣かせにかかるエモーショナルとはおよそ真反対なのですが。 膨大なパート数…

バラケそしてドビュッシー

(2015年4月10日、記) ジャックさんの御ブログにジャン・バラケの名前が出て来ていろいろ思い出した。 ジャックさんのブログ記事→「さくら」と聞いて思い浮かぶ曲は?【投稿で現金1万円が当たる!】|ふんだりけったり 私はバラケの作品を聴いたことがない…